くいしんぼうのあおむしくん
大好きだった絵本ってありますか?
小さい頃何度も何度も読んだ本ありますよね。
大人になって、子どもが出来て子どもと接している時にふと思い出し、購入しました。
今日はその本を紹介させてください!
それは槇 ひろし 作 「くいしんぼうのあおむしくん(こどものとも傑作集)」(福音館書店)という絵本です。
皆さんにこの話をすると100% エリック・カール「はらぺこあおむし」を連想されるかと思いますが、私が好きなのは「くいしんぼうのあおむしくん」になります。
ストーリーは1人の男の子「まさお」くんが主人公帽子についた空の色の同じ色のあおむしがいる事に気づくところからはじまります。まさおくんとあおむしくんは友達に
なんでも食べるあおむしくん、最初は小さなゴミを食べていたのですが、どんどん大きくなるにつれてゴミだけでは無く木や家や街を食べ始めます。どんどん大きくなり、街をも飲み込んで、海を飲み込みはじめます。ついにはまさおくんの家族まで飲み込んでしまいます。
なんでも飲み込んでしまうあおむしくんはまさおくんに「ごめんね」と言いながらそれでも食べる事を止められなく、最後にはお腹が空いてまさおくんまで飲み込んでしまいます。
ここまで聴くとホラーでしかないのです。
しかしこの後、事態は急変します。
ふと気がつくと丘の上にいたまさおくんの前にはもと通りの街が広がっているのです。友達もパパもママもいます。
そこにはあおむしくんと同じいろの空が広がっているのでした。
というお話です。
いかがだったでしょうか。
単純に聞いてると怖い話のように見えますが、最後は安心させる内容で終わっています。
また私の子ども頃、得体の知れない空という存在が何で出来ていてどんな大きさなのか分からず、ただただその大きさに不安があり、空の向こうに何があるのか?という事を考えるのが怖かった記憶があります。
そんな空はあおむしくんのお腹の色なんだよ。というメッセージを自分なりに理解して、包まれているという感覚が安心につながってそれが「好き」になったのだと思います。
皆さんも気になりましたら是非チェックしてみてください。