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今日ご紹介するのはこちらのオックスフォード児童発達学博士著者島村華子さんの
自分でできる子に育つほめ方、叱り方
になります。
この本、本当に分かりやすく、さらになるほどと思える一冊です。
何故かと言うと毎日子どもと接していますが、ほめ方叱り方ってホントに難しいんですよね。
つい感情的になってしまったり、適当に「すごいね〜」何て言ってほめたりしてしまってますが、本当にこの教育方法はあってるのだろうか?とかこんな事良く思いますよね。
この本ではそんな子どもとの接し方について丁寧に分かりやすく解説しているので、
「へぇー」「なるほど、」と思うこと事例と共に書いてあり、またほめ方や叱り方が、子どもの成長にとって大事だと言うメッセージとともに理解出来る為、とても勉強になりました。
この本の中で筆者は
多くの人が、大人目線でのほめ方、叱り方をしている」本来子ども目線でのほめ方、叱り方をしなければならない。
という事を伝えています。
日本人は良く「自己肯定感が低い」が低いと言われますが、これの原因の一つとして、親のほめ方叱り方が影響していると筆者は言っているんですね。
この本の筆者の伝えたいことは2つ
1.子どもが自分で考えて行動する力をつける
2.ほめ方、叱り方で子どもは変わる
→条件付子育て(賞罰教育)は子どもをダメにする。
これやっちゃうんですよね。「宿題したらご褒美あげる。いい子にしてたらお菓子買ってあげる」等賞罰教育はとても効果的面ですので、やりがちなんですが、これだめなんですね。
ではどうすれば良いかと言うと、無条件子育て条件をつけないでほめる、叱るが大事なんだとのこと。
ほめ方
①ほめ方叱り方に気をつける
→自分で出来る子に育てるほめ方
・おざなり×、安易→すごい!えらい!
・人中心×、→優しいね!頭がいいね!
・褒められ依存症、興味を失う、チャレンジ精神の低下、モチベーション低下
・褒められる為に行動する様になる
じゃあどうすれば良いのか?
→成果よりもプロセス
→具体的
→質問をする
②子どものイメージを見直す→スキップ
③良きリーダーとなる→子どもに向き合い寄り添いながら必要な制限をかけ子どもに道しるべを指す人をさす
④子どものへの要求の再考→大人の都合で接していないか?
朝子どもが早く保育園の準備をしないので、怒ってませんか?それって本当に子どもの為の行動ですか?
⑤長期的な目標を持つ
→自分の接し方がこの子育ての長期的なゴールの妨げになっていないか
叱り方
罰を与える叱り方🆖
①攻撃的、反発的な態度を生み出す
→逃げ場が無くなる。フラストレーションが溜まる
②力を使った問題解決方法が正当化される
→罰(暴力・圧力)を与えることは悪いことでは無い。むしろ相手の為にやっているとの正当化となる。
③親子関係にひびがはいる
→心を閉ざす。
④罪を与えても反省を促さない
→罪からいかに逃れるかしか考えなくなる。
・ダメをなるべく使わない
3.子どもとつながる聞く習慣
①アクティブリスニング
→ボディランゲージ
→無条件の受容精神
→反映力
相手の言いたいことを親が要約する。
→コミュニティケーションのバリエーションに気をつける(ジャッジ、解決、そらす
・批判、責める、文句、脅す、罰する
・応援する、励ます、傾聴する、信頼する、尊重する、違いを話し合う、受け入れる、
最後に無理しない子育てを!
・全部完璧にやろうとしなくてよい。
・出来ることからやりましょう。
・親自身が幸せであることが大切
・時間の長さより質
力を抜いて子育てしましょう!