ゼニより大切なもの
〜食事をしていると小さい子が近づいて来てつぶらな瞳で空腹を訴えた。
裕福な黄色人種の国で生まれた私は無言でビンのジュースを差し出した。
その子供は感謝するわけでも無く、礼を言うわけでもなく背中を向けジュースを飲みながら歩いて俺の前から去っていった。
感謝もされない私はその時しょうがないと思いながらなんとなく言い切れない思いになった。〜
きっと自分は感謝をされたかったのだと思う。そして自分で稼いだわけでもないたまたま裕福な環境で生まれた自分が小さな子どもより上の立場に居ると思い込んでいる自分や社会に気づくことが出来た。
欲望都市東京の中でお金は最大に有効であり、欲望をかなえる魔法のようなものである
この街ではお金を持っている人は勝ち組であり、お金を持っていない人は負け組みである。
そんなことを思いださせるような事が今日あった。些細な事だったけれど、友達の中にも確実に社会的な上下関係が知らず知らずの内に入り込んでいることを認めざるを得ないと思いました。
桜の木の下で杯を交わしている日本人にカメラを向ける外国人を見ている自分が居ました。