人間失格
私の父の実家が青森にあり、津軽の人間だ。
自分の父親の実家に旅行に行くと何か新しい発見がある。
発見といってもこれというものではないのだけど、気づきを得られる。
何か自分の原点のような場所があるってだけで、人生はそれだけで楽しくなる。
太宰治の本を読もうと思ったのも津軽出身ということからだが、三鷹に住んでいたこともあり、生活場所も近いので、読んでいて飽きない。
主人公は人間失格な人物で、今の自分にはあまり理解出来るものではなく、気分が落ち込む小説。こういうものを文学とよんでいいものなのかなと思うくらい嫌気がさしたが、きっと高校生の頃に読んだらまた違った感想だったのだろうとも思う。
今年の夏、津軽という故郷を楽しめた良い夏でした。