大きいこと
大きいものはそれだけで魅力的である。と言う考えは昔からあるようだ。90年以降バブル崩壊後ポストモダン終りを告げた時、一時的に非難を浴びたけれど、その後も大きいものに対する魅力は耐えていない気がする。
米国発の金融危機でビック3が今ものすごく非難を浴びている状況を見てそんな事を思った。
俺だって今までずっと大きな高級車にいつか乗りたいと思う気持ちがあったし、天井の高い大きな家に住みたいと思う気持ちもある。
旅行へ行って感動するものはたいてい見たこともないスケールのものが多い。
唯一日本の茶室等の文化には大きいものへの欲がなく、最小限の空間で構成されている。
それでも現代にはその日本的な空間はそんなに無いし、それを評価する一般の目も無いように感じる。
そんな中でこれからの時代を生きていかなくてはならない。省エネの時代とはあっていないこの感覚をコントロールする事が今後重要な鍵を握っているように思う。