takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

サヴォア邸

サヴォア邸

会社に入って仕事をしていると大学で勉強したル・コルビュジエなんかはほとんど出てこないので忘れてしまいそうになる。あまりに合理的な仕事しかしていないと考える力がなくなっちゃいそうだ。

パソコンの整理中その中にある写真を整理しているとなつかしの写真がたくさんあった。
建築の写真もものすごくあり、忘れかけているものもあった。久々にのんびりと写真を眺めて見るとなかなかいいものだなとも思えた。
1931年フランスのポワシーにあるこの建物。フランス滞在時間があまりない中、無理やり見に行ったのを覚えている。知り合いの韓国人には「この家その変にある家と一緒じゃないか?」とすごく不思議そうに俺を見て、半日もかけてこの建物を見に行った俺を変人扱いしていた。
まあそんな思いでもありますが、近代建築で一番といっていいほどの建物。

中に入ってそのよさは分かるもののそれ以上に何故この建物が有名化というと、近代建築の始まりの建築だと言えるからだ。と同時に「完成」させてしまった。今なお近代だとするとこの80年間建築家はこの作品から逃れられず、この作品に呪われて後にも先にもいけなくなっているということか???実はそんなわけではないのだろうけれど、近代建築の定義を誰にでも分かりやすく、かつ一般人やメディアも巻きこんだ部分に彼の凄みがあるのだろう。( 建築家( 芸術家) の限界も僕は感じてしまったけれど。。)

もし家を建てるとしたら、その設計担当者に「コルビュジエについて簡単に話してください。」とか「コルビュジエの作品の中で特に注目している作品は何ですか?またどうして?」なんて質問をしてみるとその建築家が建築に対する思いが分かりますよ。

過去に書いたサヴォア邸に関する記事2006-05-15