takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

記念講演会


建築学会賞受賞記念講演を聞きに行きました。前前日くらいに部長がCSRの中で「外部の講習会、講演会などに積極的に参加し、社員の育成を図る」とかなんとか報告していたので今がチャンスと思い「実はこういう講演会があるので行きたいのですが…」と聞いてみるとあっさりと承諾を得られ仕事の一環として講演会を聞きに行くことが出来ました。岩崎堅一先生、手塚貴晴+由比先生は大学時代に相当お世話になったお二方なので久しぶりに会い講演を聞けてとてもよい刺激になりました。

ということでお二方との思い出話を書いてみようと思います。
まずは岩崎先生
大学時代岩崎先生の下で研究をさせていただきました。岩崎先生は一般向けのメディアにも最近出始めましたがそれまでは企業の設計部にいたためにメディアに出る機会がアトリエ系の建築家ほど多くは出ていなかったのでどんな人か知りたい人も多いと思います。大学内でも岩崎先生の噂がいろいろありました。いつも黒のスーツに黒のワイシャツでどんなに暑い日でも腕をまくっている姿を見たことがありません。なので「腕をまくると刺青が体中に入っている。」とかここには書けない噂もたくさん流れていました。とにかく噂が先行して大学内を流れるので、実際に先生に会うとその噂が頭をよぎりビビッてしまう学生も多かったように思います。
僕の卒業設計は清掃工場のリノベーションを研究のテーマにしたのですが、ある時「これ僕が造ったんだよ。気に入らないの?」と言われた時には正直びびりました。卒業するまで最後の最後まで僕の作品について良いも悪いも言ってくれなかった先生ですが、卒業設計の雑誌への掲載について僕を推薦してくれたのが、僕の作品をある程度評価してくれていたんだなと感じました。

そして手塚貴晴先生
「授業をこんなに一生懸命する先生が居た」と思ったのが第一印象。僕が設計を続けようと決めたのもこの先生がいたからだと思う。大学三年生の夏に研究室配属に伴う、志望書を出し忘れて行きたい研究室に行けないという事態になったときに、手塚先生が学校教務に頭を下げに行ってくれました。手塚先生が岩崎先生の所に言って僕が意匠系の研究室にどうしても入りたいという思いを伝えてくれて奇跡的に岩崎研究室に入れていただけました。今でも感謝しています。