ヘッドハンティング
週刊誌などで耳にしたことのある言葉
今所属する会社でヘッドハンティングが露骨にやられている
支店だけで俺の知っている情報だけでも6人が引き抜かれている
どうもある一社が目をつけて次から次へとトップクラスの人間を高額な収入で引っ張っているようだ
新入社員である俺に声がかかるわけがない
経験を積んだ優秀な人間を欲しがっている
年をとりヘッドハンティングされた上司達は高収入の冒険をとるか、現状の安定を選ぶか大きな選択を迫られた結果ある一部の人達はお金と冒険を選んだのだろう
人の足りない俺の属する会社にとってはとても厳しい状況であるし、業界自体が低迷している中、波に乗る他業種からの高額の誘いにはどうしても太刀打ち出来ないのも現状
仕事を変えることは環境が変わることで一種の賭けみたいなところがあると上司が言っていた。
退職金が減るし、高額な誘いはあってもその後の保障はどこにもない
俺の会社にも年をとって冒険する人達がたくさん居ることを知り少しうれしい気分になりました。