グローバル化

グローバリゼーション

世界的規模に広がること。政治・経済・文化などが国境を越えて地球規模で拡大することをいう。グローバル化。(goo辞書より)

辞書は意外に抽象的に表現している。

何処へ行っても便利で快適でいつも同じものが同じように処理出来る社会。便利な社会になってきている。この作業を空間を均質化しようとする試みのひとつと考えられなくもないだろう。

海外旅行に行った際口に合わない料理を毎日食い続けるとさすがに故郷の味を思い出す。故郷の味といえば大きくくくって日本人であるため、それは自然と日本料理となる。

海外に居て日本料理屋を見て何となくほっとする瞬間がある。

でも故郷の味ではないけれどあるものを見るとほっとしてしまうものがある。

それはマクドナルドだ。マクドナルドは世界中にあり同じ味、同じ内装で世界を多いつくしている。

どうもおかしい。。。マクドナルドの看板を見るとあのうざいくらいに目に飛び込んでくるビビットカラーに大きなシンボルマーク。腹が立つほど周囲に無神経な雰囲気をつくりだしその中には神経質なまでのロウコスト、地域性を省いた味作り、経営が行われている。

そんなものを見てほっとしてしまう自分がどこかに居る。

言葉も常識もない場所に放り出された時、目の前にある普遍的なものに安心感を覚えてしまう。

自分の中で故郷の味とマクドナルドが等価で扱われている事に虚しさを感じた。

でも事実。。。

グローバルという言葉がを信じ、利益第一主義で世界を覆いつくしてきた人達の被害者でもある自分。そしてその遺伝しや意識の洗脳もし始めている。

この流れを止められるのは個々人の意志ででしかとめられないものだと思う。

グローバル化は悪い事ではない。ただそこに利益が絡みだすからいけない。

そこを間違えてはいけないように思う。だんだんと汚染されてきているような気がします。