東京カテドラル
東京の建築学科を出ているのに東京カテドラルに一度も行ったことがなかった。
という事で機会を得たので行ってみました。
建築紹介11
1964年 東京カテドラル 丹下健三
中に入ると重々しい空間が広がった。
エントランスの感じなんかは代々木体育館のような雰囲気を持っている。
今までの中で現代建築の中で一番感動したかもしれない。
感動というよりは神秘的な空間に来た気がした。
洞窟の中のような重々しさ、天に向かう素材感を思い起こさせない曲線はどれだけの強い気持ちがあればあんなものができるのだろうか?
本当に今まで経験した事のない特別な空間のような気がした。時の流れを止めてしまったように静かで少し怖くなるような不思議な空間。
作品を語るより見るのが一番。
丹下健三は70年代以降は高く評価していない人が多いけれど、僕はそんな事は一切思っていなかったけれど、その理由が少し分かったような気がした。
是非忙しい毎日の癒しの空間を体験してみてください。