明かり
蛍光灯の明かりばかりで生活している。
そんな時にろうそくに火をつけてその炎を見つめる。
火って不思議だよね。
何時間見続けても飽きない。
物が本来持っている深みのあるテクスチャーを映し出す光。。
炎の明かりのは高級感が出るのはそのためなのだろう。
炎の光でのんびりする時間もたまにはいいと思う。
建築紹介8
プラダ・ブティック青山店
ヘルツォーク&ド・ムロン 2003年
建築の事を全く知らない人でもこのブティックを見ると驚く人が多い。少なくとも僕の周りににはね。彼らの一つの建築のこだわりには「表層」がある。ファサード建築と言う現代建築に対するアイロニーがあるが彼らのこだわりは表層から機能構成まで浸透する表現をしているように思う。
ヨーロッパほど法律の厳しくない日本だから建てられる。
デザインにかける建築家とデザインの分かる施主、日本の誇る建築技術が一体となって完成した作品。
今日本経済は上向きである。マンションはつくれば売れる時代らしい。工期を最低限に設定し、先のことを考えず経済的に合理的な建築物を安く早くつくり、お金に変える。
こんな日本人にはプラダのように時間と手間をかけた建築物を見てどう思うのだろうか?
週刊誌や新書の本で「勝ち組、負け組み」「階級」、「上、中、下流」などの活字をよく見るけれどもっと大切な事をちゃんと伝える本がもっと売れる社会になってほしいな。
と思いました。