素敵な人Uさん
このひとたちはみたところすこしあなたたちや おとうさんや おかあさん おじいちゃん おばあちゃんとはちがうかもしれまんせん
おはなしのできないひともいます。
でもこのひとたちのだいすきなのは おいしいごはん ぽかぽかおふろ あったかいふとん ゆうえんち てれび ほめられること
なーんだ みんなとおなじだぁ
はんたいにきらいなことはいじめられること ばかにされること....
日の出太陽の家で小学生用に書かれた知的障害者を知ってもらうための文章の一部。
3日4日に花咲きまつりのメンバーとして参加する事になった。
場所は西多摩郡。。東京とは思えないほどののどかな風景。
ここで花咲きまつりは明日行われる。
今日ここで知的障害を持ったUさんとであった。
彼はしゃべるのが人の四倍くらい遅い。。
僕は彼がしゃべるまで待つ。
間だと思えばそれも会話の一部。。
Uは自分の筋肉が上手く働かない事を自分で理解している。
理解したのはいつからかは分からないがそれでも自分ひとりで生きていくための努力をした結果大概の事は自分ひとりで出来る。
彼に「自分が人より出来ない事は辛いの?」と聞くと辛いよと答えた。人が一年かけて頑張って覚えた事を一日で抜かされたりするのは少なくないと言っていた。
彼と知り合えたことは僕にとってとても大きいように思う。彼の笑顔は本当にきれいな笑顔。。
俺の百倍くらいね。
彼の人生が偉大に思えてきた。強く見えてきた。
きっと彼は僕より人としゃべる機会が少ないだろう。
きっと移動するのに3倍以上の労力を使うだろう。
彼は一日に四回薬を飲む。
彼は酒を飲まない。
でも僕より直に物事を見ている。それが素敵な事だと思う。
僕は彼を尊敬する。
一人の人間として。。