takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

ボゴールへ

ジャカルタコタ駅

汚いベットで寝たせいで体中がかゆい。。

コタ駅まで行きそこから電車にのる。

僕がこの旅で最も貴重な体験だと思ったのはこの電車に乗った事かもしれない。

車内は電気が無く空調機も無い。扉ももちろん閉まらない。暑くて暗くて臭い場所だ。。狭い車内にたくさんの人が入りその上売り子がうろちょろするからたまらない。

それでもすぐに慣れるもんだ。

ボゴールまで約一時間。

電車を降りるとそこにはジャカルタとは違う風景が広がる。観光客なんてほとんど居ないので僕をじろじろ見る目がやけに気になる。でもそんなことは別に気にしてもしょうがない。とられるほどの金もないしね。。

植物園を見てのんびり時間を潰してからまた電車で戻ろうとしている時に、若い女性二人組の視線がやけに気になった。

目があったので微笑むと微笑み返してくれた。

ディアンとラニー。二人は21歳。遠くから見れば中学生に、近くから見れば30代にも見える彼女らは英語が全くしゃべれないがどうやらコタ駅の近くに住んでいるみたいなのでコタ駅まで連れて行ってもらうことにした。

よくよく話していくと仕事はしていないらしい。??はて何をしているのだろう??

コタまでの切符を買ってやり一緒に電車に乗り込む。親切な二人だなと思っていたけれど、ふと彼女の目線が財布の位置を確認しているように思えた。

僕は財布を前ポケットに入れその上から左手をかぶせ旅行中完全防備している。彼女達は財布をとろうという気は無いように感じた。でももし自分が逆の立場だったらどうだろう?

そこにある財布の中に生活日の三ヶ月分のお金があるとしたらどうしても目がそこに行ってしまうのも分かる気がする。
ディアンとラニーはただ興味で話しかけてきたのだろうか?それとも日本人だから親切にすればお金をくれると思ったのだろうか?それとももっと悪い事を考えていたのだろうか?

急に悲しくなった。これだけ親切にされて起きながら相手を信用できない自分。電車の中は多くの人で混雑していた。暑さと臭さと暗さ、それに変な緊張感の中で揺られている。

コタ駅で彼女達と別れた。親切にしてくれたけれど僕は彼女らに切符代(約30円)以外チップをあげる事はしなかった。

彼女らに50円あげるとすると自炊すれば一日分の食事代にはなるだろう。でも親切をお金で変える事をするべきではないと考えた。


何となく変に気まずい空気が流れていた。臭くて暗くて汚くて混んでいて座れない車内でこの状態が一時間以上続く。途中で前に座っていた女の子が2回車酔いなのか吐いてしまった。

でも別にもともと汚い車内にとって吐いたものは汚いとは思えないくらいの場所であった。

コタ駅に着きその場所で別れた。一人になって本当にほっとした。

くたくたになりなりながら☆さんの職場に帰り、ユウさんと斉藤さんとモールへ行った後夕食を食べに行く。


僕は屋台で料理が食べたいという事を行ったので屋台へいくことに。

食事を始めると小さい子が食べたそうにぞろぞろとやって来た。しばらくするとギターを持った少年が近づいて来て歌を歌い始めた。

ゆっくり食事をしている暇も無いほどいろんなところから人が集まってくる。

これがジャカルタの現実なのだなと感じた。