偽物?本物?(2)
雑誌や本の写真で加工していない写真はない、と言われている。
実際僕ら学生でも写真を扱う時は加工する。
本物を本物以上に見せる。。。
技術が上がり簡単には加工しているかどうか分かりずらい。
でも最近は目を凝らして見れば多少分かるようになってきた。自然界の色なんかは加工すると不自然になる。
建築界でも写真加工は常識。建物は移動できないため写真が重要視される。
広角レンズや色を飛ばしたりして実際の空間より大きく見せたり壁や天井をぼやけさせたりして空間を演出したりする。
本物以上に写真をよく見せようとするのはル・コルビジュエの時代でもフォトコラージュのような形で加工していたという。
本物を本物以上にきれいに演出するということに関しては文学の世界でも同じなのかも知れない。
ただそれは人間の純粋な欲であるような気がするし、否定はするつもりはないけれど、それを見る人は本物か本物でないかまたは本心か本心でないかは常に疑ってかかる必要があるように当たり前に考えてみた。
このブログで使っている写真は加工なしの写真を使っています。
純粋に撮ったその写真のまま。
写真が純粋かどうかは私には分かりませんけど。