コンサート
今日は武蔵境で福間洸太朗のコンサートを聞いてきた。
武満徹の曲を弾くというちょっといつもの福間洸太朗とは違った一面を見せてくれた。
拍子が無く、メロディーが無いということで普段聞きなれている曲とは全く違った音楽で映画の音楽なんかでよく使われられていたそうだ。
聞いていて日本的と言われる意味が何となく分かった。普段日本を意識する事は無くても日本の5段音階がどこかに染み付いているのかもしれない。
日本人が演奏するべき曲なのかもしれない。
2部ではシューマンを弾いてくれた。こちらは聞きなれたクラシック。
何となく安心できたのも、やはり聞きやすさからであると思う。
彼の音楽を8年以上聞いているけれど、コンサートごとに彼自身も変わってきているように感じる。
そりゃ8年も経てば経験値や知識は相当上がっているだろうし、それに考え方だって変わっているに違いない。
コンサートの時、やっぱり彼の動きを見る。今までより表情が豊かになってきているような気もするし、明らかに楽しんで弾いているようにも感じられる。彼の左足があんなに8年前は動いてなかったようにも感じたし。。。(まぁ曲が同じじゃないのでそう言えないかもしれないのだけれど....)
技術的なことは全く良く分からないけれど、音を切る時の切り方が前よりもやわらかくなっているように感じた。まあ俺の感覚なんであてにならないけれど。。。
とにかく彼は成長してるなって思う。
彼の成長は僕にとっていいお薬になる。心をすばらしい演奏できれいにしてくれたあと、「やる気」と言うお薬まで塗ってくれる。
今日もいい時間を過ごす事が出来ました。
- アーティスト: Robert Schumann,Kotaro Fukuma
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2005/07/19
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
ところで今日は成人式でしたね。
自分の成人式から三度目の成人式なんだなって思うとドキッとする。
これが何年後かに訪れた時に松尾芭蕉の「諸行無常」という意味が分かるのかも知れない。怖い怖い。。。
成人した人達おめでとうございます。