建築で遊び２

浮いている？？？

浮いているはずはない。ただこの建物は他の建物と大きく違う部分がある。それは柱というものが見当たらないところにある。

この建物（パサージュガーデン）は渋谷新南口のすぐ近くにある建物であり、プランテック総合事務所の設計。僕がこの建物を見た時に空中に浮いているように見えた。ビルが浮く。
そんな事が在るのか？

実際は格子チューブ構造で全体を支えているのだけれども垂直部材が１Fにほとんど無く、在るのはコアを支えている垂直材だけであるので柱の無い建築と言える。

ル・コルビジュエが近代建築の5原則の中で建築を空中に浮かし、地上面を開放したがそれをさらに追求した結果の作品であるようにも感じるけれど、それによって出来たビル自体は壁で覆われ小さい窓の5原則の中の立面の自由を得る事が出来なかったのだろうか。

ル･コルビジュエによる近代建築の5原則
1．構造からの自由
2．自由な立面
3. 地上面の開放
4．屋上庭園
5．自由な平面

建築はもっと自由で在るべきものだと考える。ただ構造という物が建築に付きまとう以上自由を求めるのはなかなか難しいものなのだろう。

でも僕は学生だから、建築を自由に考えたい。
建築で遊ぶ。その気持ちが社会に伝わればもっといい街がつくれるのになぁ。。。