takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

ゲーリー

自由学園明日館

今日は明日館に行き、講演を聴いて来た。

でも今日はフランク・O・ゲーリーについて少し書こうと思います。。。。ビルバオのグッゲンハイムでその存在を建築界の枠を超え世界に発信した人物。

1929年トロント生まれでロサンジェルスを中心に活躍する。彼は建築家でありながら、さまざまなアーティストを友達に持ち多くのコラボレーションを行ってる。

「建築はよりアート的に変わらなくてはいけない」という独自の考えを持ち、それを現代にアピールし続けている。最先端の技術を生かし、もっとも大きな芸術作品である建築をより芸術的に仕上げることに成功した。

建築家には大きく分けて、プログラムから形を決めていくのと、形態からそこに内部のプログラムを押し込んでいくやり方がある。

どちらがいいとはいえない。しかし彼はその後者をとことん追及していった人である。

ディコンストラクティズムの建築は、建築界にどんな影響を及ぼし、またどのように位置づけされているのだろう?

はっきりいって理解はしずらい。僕には何故重力に逆らいそこに不規則性が生まれるのか理解が出来ない。とても感覚的なもののような気がしてならない。

では空間はどうなのか?図面を見る限りビルバオのグッゲンハイムでは外部と内部の関係性はさほど感じられない。したがって外観を重視した彫刻的な建築であり、ロバート・ベンチューリの「ダック建築」に等しいように感じられ、どうも自分の目指している空間に基づいた建築ではないように感じてしまう。


ただ抜群のデザイン力はセンスのない僕の目にもすごく物にうつってくる。それは建築の一つの最大の魅力である外観に力を注ぎそれで建築を成り立たせているその力は誰にも真似できないものであると言うのは事実である。グローバル社会の中で伝統や風土に合った建築となりえるかは僕には疑問が残る。カルフォルニアという拠点が彼をその道に近づけさせているのかもしれない。ですね。