住宅をユニットから考える
住宅をユニットから考える。
ユニットとして考える。単体で存在すれば住宅に、それらを積層し並べれば集合住宅になる。
20世紀初期住宅不足に陥っている時代に発明されたと考えられている。
考えてみなくても住宅をユニットとして考えるのは危険な事。
しかし現代で集合住宅を建てる際にユニット化して考えるのが一般的。
建築家達はその考えからどうやって抜け出すか、どうやって新しいものを創りあげるかを考え続けそこから抜け出せない状況でもある。
多様化するライフスタイルに完全に置いてきぼり状態。そんな状況の中で建築家は何を考えどう戦ってきたのかがインタビュー形式で書かれている一冊。
集合住宅の戦後の作品にスポットを当てながら幅広い世代の建築家の考え方が分かる読みやすい一冊。
将来の自分の生活を豊かなものにするためにも読んでみる価値があると思う。