オランダ
オランダの近代建築が世界をリードするようになった理由の一つとして国民性が上げられる。平らで貧弱な国土、その土地を大事に育てあげてきた国民にとって神の存在より自然とともに生きることが最優先されたのであろう。
近代建築の中でこれだけ色を使い、これだけユニークに解答しダイアグラムをこれだけ活用した国はほかにはないだろう。
20世紀初期にデ・ステイルが創刊されそれによって思想が生まれた。その思想は世界中に今でも影響を与えている。
僕はデ・ステイルについてそこまで本を読んでいるわけではないけれど、もっとも重要な思想に思えている。
重要というのは自分にとって建築を学ぶ際、またデザインを理解する際の決め手となる考えがデ・ステイルの中にあるのではないかと考えるから。
そんなことを考えながらオランダの街(ロッテルダム)に向かったのです。