takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

美術展

d5flection2005-12-03

プーシキン美術館展と吉村順三建築展を見てきた。

プーシキン美術館展は印象派を中心とした20世紀終盤の作品で見ていて見ごたえのある内容であった。絵を見ているとだんだんと画家の性格や心境が想像出来るようになってきたと思えた。ルノアールはきっと優しい性格でノンビリとした人であると創造出来るしゴッホの神経質なタッチに加え物凄い無器用な人間であった人だろう、マティスは自分に対しても人に対しても強い人で時代をきり開こうと言う野心を持った人だったんだろうと想像していると絵の中の情景と重ねあわせより作品を楽しめるようになってきた。


いい物をいいと思える感覚といい物を楽しめる感覚がやっと少し着いて来たかな。


続いて吉村順三建築展


模型が思ったより小さくてがっかりした。図面なら本に載っている。文章もしかり、そんな中美術展で見るべきものは模型であり、それが建築展のすべてに等しいと思っている。その生命線の模型が小さかった。プランは理解できても空間を理解することが出来ない大きさであったし、構造模型がある模型に普通の模型がないのもあってそういったところが残念であった。

展示の仕方についても人の流れが固まりすぎてて、不満が残った。

時代がだんだんと変わり職人タイプの建築家が少なくなっている時代に吉村順三展を見て建築界への彼の静かなメッセージが伝わってきたような気がした。


それにしても休日と言うこともありものすごい人であった。美術館にこれだけの人が興味を持っている事に結構びっくりした。

皆がこれだけ美術品を見に来ているのに、何故もっと日常に芸術が浸透していかないのかなんて考えたけれども、結局美術館ですましてしまっているという面もなきにしもあらずなのかななんて思った。

社会はそう簡単に芸術を受け入れることが出来ないのかもね。ね、姉歯さん。。