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事実、その速度は絶えず増加し続け、人間の活動すべてにわたってその影響をおよぼしている。この人間の活動は、何千年もの間、人間や牛、馬の歩度である時速4kmの基調上に平衡を保っていた。だが今では、このリズムに対し、時速50kmから時速100kmの滑らかな道路を走る自動車、または船、さらに時速300kmから時速500kmにもおよぶ飛行機、そしてついには計り知れない速さの電信、電話、ラジオが現れた。
ル・コルビジュエ著
- 作者: ル・コルビュジェ,坂倉準三
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 1968/12/05
- メディア: 単行本
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移動手段が急激に早くなっている。その中で人間の行動範囲ももちろん広がっている。生活もそれにより変わってきているのだ。
速度だけではない。電気機器に関しては小型化が急激に進んでいる。パソコン、携帯電話、等。
しかし最近一向に小型化が進んでいないものがある。それは携帯電話、デジカメである。携帯電話は一時期ものすごい勢いで軽くなり小さくなってきた。しかし一定の大きさを超えると今度は小型化すると使いにくくなってくる。
そこで機能を増やすという方向に出た。携帯では音楽やラジオ、カメラを内蔵させたり、ネット検索も出来る。一方デジカメではより多くデータの重い高画質の写真を取れるようになった。
しかしこれから多くの機能を入れるのにも限界が来ている。
これからは何を競うのであろうか?
どのメーカーの機種もそれほど大きさ、機能に差が出なくなってきた。
そうなると今必要とされているのはサービスとデザインだ。
最近デザインで携帯が売れ始めているのにもこんな背景があるのではないだろうか?
いま他社のモノと差をつける最大の武器と言ってもいいのではないだろうか?デザインの時代。。。
これからデザインのいいものが売れる時代が来るのではないかと楽観視している。
いい時代になるといいね