takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

屋根?道?

たまには建築の事について書いてみようと思う。



集落には今の常識では語れない建築が多く存在している。集落を勉強する事で今では常識になってしまった物事をもう一度考え直すきっかけをつくってくれる。

屋根という概念について考えてみる。

マスレー村(イラン)は、山の南斜面に沿って集落を形成している。この村では、道が屋根になっているのが特徴である。

山裾から集落を見上げると屋根・壁・窓があり、その内部では生活が営まれている。ところが山の頂より見下ろしたとき、この集落には屋根らしい屋根が見当たらない。常識からいえば鳥瞰で見るとその村固有の形態をした屋根がシンボリックに存在する。しかしこの集落では、鳥瞰で見ると道と段々畑のような広場が広がり、屋根のない風景が広がっている。

山裾から見れば内部空間を形成する建築が存在するが、山の頂から見れば屋根はなく道や広場が広がっている。よって屋根のない建築ということが出来るのではないか