takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

ニコラス・ウィルトン

〜商業アートで伝える企業コミュニケーション〜

スターバックス新生銀行のイメージデザイナーとして名の知れている、ニコラス・ウィルトン氏のセミナーを聞いてきた。日常生活、旅の中で感じた感覚、イメージ、インスピレーション(直観的なひらめきや、瞬間的に思い浮かんだ着想)を、作品の中に入れていく方法を取っている。彼の作品の中で最も重要だと思われる色使いについては特に意味を持たせていないというところに面白さを感じた。ただ色のハーモニーを大切にして、何故その色を使ったは本人でも説明がつかないようだ。
企業イメージを頭の中で整理し、イメージを言語化し、それを抽象した自然や人間を通して作品の中に収めていく事をしている。そしてバランスを取り一つの作品を作り上げていく。面白い事には人間は必ずシルエットとして捉え、表情がない。その代わりボディランゲージとして体全体から感情を表現している。作品を語るのは、その内面になるものを表現する時には欠かせないものであるが、彼自信作品は作品の中でコミュニケーションをする事を望んでいるようである。そこには言葉は必要ないと。。講演の中でも最後は言葉なしで、作品をスライドで見せるという、珍しい講演の仕方をしていた。
独特のアート。作品に名前を書かなくともその存在は一目瞭然である。セメントブロックを使い深みのある、歴史を感じる上、原色に近い色を絵の大部分に使いグラデーションを架けて作品に深みを与えてる。印象に残る絵、それが企業コミュニケーションをアートで伝えるという彼の考えなのだと実感した。