大人社会

ゼミで戦後の設計協議の資料をまとめていたんだ。徹夜でね。調べてみると世の中は暗い部分が多いね。黒い部分と言ったほうがいいかな。見えないところで色々な圧力がかかっていると言うことなのだろう。戦後最初に行なわれた世界平和記念聖堂はコンペをしたものの一等が決まらずになぜか審査員の村野藤吾が設計することに。コンペに参加した人達を全て否定するような結果は当時相当問題になったっぽいが、結局大人社会平等では到底ないということなのであろう。山田守の日本武道館はもっとすごい結末だ。コンペでは審査員の建築家は大江宏の案に全員一致したがそこに急遽国会議員が審査員にくわわり、結果は逆転。実際にコンペをする前から一等が決まっているコンペがあるようなことが言われている。それは「出来コン」と呼ばれていて形式だけのコンペをするらしい。審査員も設計規則もあったものではない。。本当に見苦しいものだ。きたないよね。でもこれが社会と言うものなのかもしれない。しっかりと知識の中にいれておかないと、こんなコンペに命をかけて取り組んだら本当にばかだからね。。