takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

桂離宮

桂離宮は月を見るためと言っていいほど月を意識して建てている建築である。


建物も一般的な南北軸をとって建てられているのではなく、1615年の中秋の名月の月の出の方位にあわせ建物の軸を意識的にづらしているという。

また軒が非常に短いことや高床式にしているところ月と池の関係も月を見やすくするために緻密に計算され設計していると言う事である。

この桂離宮は1982年3月に修復を終えている。

その中では柱が腐りきって使えなくなった柱の変わりとして、同じ場所に節のある北浦杉を使い、その柱に400年間屋根裏に積もった埃を刷り込ませ400年もの息を吹き込んだという。

日本建築は木を使っているので修復を重ねていかなければ当時の状態を保つ事が出来ない。
それはお金のかかる事であるけれども文化を残す事、それがとても重要で在るからこそ、これだけの苦労を重ね人人がこの建築を守り続けている。

すごいね。

見学する時は午前中なので月を見る事は出来なく残念に思うけれど、月への思いや建築美に対するこだわりをこの目で見たいと思う。