takatomboのひとりごと(子育てパパの日記)

男性の子育てってなんだ?どこまでが子育て?毎日の気づきをブログに書きます。

建築の歴史

僕の生まれた1980年代前後の建築を調べていると他の時期に比べて建築界の動きがそれほど活発ではなくなったような気がする。かといって前進がないわけではない。技術の発達が進み新しい構造技術を使って新しい建築を造ろうとする流れが出てきた。そのことによって大スパンを飛ばすような内部空間が出来上がり室内の空間のつながりについての考え方も変わってきたように思える。この時代を代表するハイテック建築家としてフィリップ・ジョンソンリチャード・ロジャース、ノーマン・フォースターといった人物があげられる。この時代になると世界の経済が頂点に達し建築にお金を費やす施主が増えてきた。周りに超高層ビルが立ち並びそれを超えようとする技術とその中で特徴を出さなければいけないという使命から内部空間の素材に豪華さが現れたように感じる。それと同時に今までの建築にはない新しい建築スタイルの提案が生まれ素材や生活スタイルまた快適な暮らしだけを追い求める建築に疑問を持った野武士と言われる建築家達が建築界に出てきた。そのことによって今までにないつながりをわざと断ち切り、空間を演出する作品も出てきたように思う。
豪華さがそのまま特徴になり、個性となり象徴となった時、ポストモダニズムが生まれたのではないだろうかインターネット上の情報によると86年にバブルが始まり91年まで続いたと書いてあった。竣工までは月日が経つのでこの影響が90年代を襲うことになる。70年代と80年代の違いは主には技術の発達により構造が細くなったり、開口部が広がったりして、外部と内部のつながりがより親密になり印象としては「軽く」なったように感じた。こういう時代に僕はこの世に生まれて来たのだ。